イラスト制作の幅を広げたい、将来的にはオリジナルのプロモーション動画を作れるようになりたい。そんな気持ちから、無料で始められる3Dソフト「Blender」を触ってみることにしました。とはいっても、私はずっとアナログ2D中心でやってきて、クリスタ(Clip Studio Paint)で下描きに3D素材をちょっと呼び出すくらい。3D制作に関しては完全に初心者です。
本に挑戦した理由
最初はYouTubeのチュートリアルで学んでいたのですが、Blenderはバージョンごとに操作やUIが違っていて、動画ごとに使っているバージョンがバラバラ。初心者なので、正直かなり混乱しました。それに「時間があるときにちょっと触る」程度だったので、半年たっても作品らしいものができず…。このままでは進歩しないと感じて、思い切って初心者向けの書籍を1冊じっくりやってみることにしました。
選んだ本
取り組むことにしたのは 『10日でBlender練習帳 あかりの灯るお部屋』(M design著) です。最新版のBlender 4.xに対応しているのも選んだ理由のひとつ。電子書籍と迷いましたが、メモを書き込みながら進めたかったので紙の本を購入しました。
あとで知ったのですが、この本は同じ著者の 『ミニチュア作りで楽しくはじめる 10日でBlender 4入門』 の続編的位置づけ。ただし冒頭には「Blenderに初めて触れる方も安心して取り組めます」と書かれていたので、不安になりすぎずそのまま進めることにしました。

(解説動画付)10日でBlender練習帳 あかりの灯るお部屋
★10日間でかわいいミニチュア部屋が完成!
★Blenderの操作やショートカットキーを覚えられる
★照明やキャンドルなどの光の演出が学べる
本の流れ
構成はとてもシンプルです。
- 0日目:(導入編)インストールと基本操作
- 1日目~9日目:(初級編・中級編)机や椅子など、1日1つのミニチュアパーツを作成
- 10日目:(総復習編)9日分のパーツを組み合わせ、土台に配置して“部屋”として完成
私はまず各日の動画解説をざっと見てから、本を開いて実際に手を動かすスタイルで進めています。つまずいたところには直接本に書き込みを残すようにして、あとで見返せるようにしました。
この「Blenderの本に挑戦してみた」シリーズ記事について
この「Blenderの本に挑戦してみた」シリーズ記事では、本の内容をなぞるのではなく、「初心者が実際にやってみてつまずいた点」 を中心に記録していきます。同じ本で学ぶ人のちょっとしたヒントになれば嬉しいです。
0日目:導入編(インストールと基本操作)
本ではBlender公式サイトから当時の最新版4.3をインストールしていましたが、私のPCにはすでに4.4.3が入っていました。実際にこのバージョンで進めてみても問題なし。なので「最新版を入れておけば大丈夫」くらいの感覚でいいと思います。

基本操作についてのページは専門用語が多めで、最初から暗記しようとすると辛いです。実際に1日目以降で手を動かしていけば自然と身についていくので、「こういう言葉があるのね」くらいで読み流してしまってもいいと思います。わからない単語が出てきたら、このページに戻って確認するくらいで十分です。
0日目のつまずきポイント:特になし!
さっそく1日目に進みましょう~!
