こんにちは、遅読家のしゃりまろです。
昔から、本を読むのが好きです。今も読みたい本がいっぱい! でも、とにかく読むのが遅いので、読みたい本がたまってしまいます。死ぬまでにあと何冊読めるのか… そんな気分が何年も続いています。
本を買っても読み切れず積ん読になっていくので、本は読めそうな時に買う&図書館から借りるという方針で、オーディオブックはお試し気分でちょこちょこ買う程度でした。
そんな時、コイン制のオーディオブックサービス「Audible」が、2022年1月27日から、聴き放題サービスに移行しました。
今まで1ヶ月当たり1,500円の会費で、1コインをもらい、好きなオーディオブックと交換する(または会員価格でオーディオブックを買う)という仕組みだったものが、同じ会費でほとんどのオーディオブックが聴き放題になるというのです。
そんな混乱の中1月27日を迎え、聴き放題サービスに移行した後の読書体験の変化についてお伝えしたいと思います。
ズバリ、読書量が爆発的に増えた!
私は読書管理アプリの「Readee」を2018年から使っています。
この「Readee」では、登録した本を「蔵書」「Kindle」「図書館の本」「手芸の本」というように自由に仮想の本棚に振り分けて管理できます。
私はこのアプリで「既読」の本棚を作り、読み終わった本をこの棚にも振り分けて、「今月はこれだけ読んだ、増えたぞ、減ったぞ」というように振り返りをしています。
それで、2月、3月の読書量を振り返ったら、いや、Audibleでガンガン聴いていたので自覚はあったのですが(笑)、読書量(Audibleで聴いた本の数を含む)が爆発的に増えていたのでした。下のグラフは、その読書量の変移です。
これを続けていたら、2022年12月には累計100冊に到達しそうです。我ながらすごい変化だなぁ~と感心しています。
この、読書量が劇的に増えた2月・3月は、下記のような感じでガンガン聴いていたのでした。
- 気になる本が出てきたら、「Audible」で検索し、「ウィッシュリスト」に追加する
- 「Readee」の本棚「Audible」に上記「ウィッシュリスト」の中のタイトルを追加する
- 優先順位の高い本を「Readee」の中から選んで、「Audible」の「ライブラリ」に追加、ダウンロードして聴く
- 読み終わったタイトルを「アーカイブ」に移動して、端末から削除する
- 読み終わったタイトルを「Readee」の本棚「既読」に移動させる
参考になれば幸いです。
Audible読み放題はコスパが良い
ここまで読書を続けられたのは、「1,500円/1月」という、単行本1冊並の価格設定のおかげです。
Audibleのオーディオブックを、今まで1冊1コイン(1,500円)で買っていた身としては、何冊も1コインで買っている気分です。単純に、小説の単行本を買って読もうと思ったら、1冊1,500円くらいするものです。それと比べると、「コスパいいなぁ~」と感じてしまいます。
例えば、2022年4月6日に発表になった本屋大賞2022受賞作『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬(早川書房)をAmazonで見てみましょう。
2022年4月8日現在、単行本は2,090円、Kindle版(電子書籍)は1,881円となっています。そして、Audible版は聴き放題対象なので、1,500円(1月あたり)です。
Audible会員は、聴き放題対象タイトルを会員である間は聴くことができますが、退会すると聴けなくなります。
また、会員である間に、コイン(現在は廃止)や会員価格(例えば上記の『同志少女よ、敵を撃て』は現在2,800円)で購入すれば、退会した後もアプリ内で聴くことができます。
このような話題の本は図書館でも予約が多いため、なかなか順番が回って来ず、読むのは相当先になるでしょう。
なので購入を考えるわけですが、現在Audible会員の私なら、聴き放題で聴けるのであればAudible版を選びます。
しかも、
- 目が疲れない
- ナレーターや声優さんが、聞きやすい声で読んでくれる
- 自分で読むより速く読めて、速く読むことで理解が早まる
といった利点があります。私は上記の内容はオーディオブックの利点だと思いますが、人によって合う合わないなどがあると思うので、試してみてください。
2倍速(×2)で聴けるようになるので時短になる
私は遅読家なので、速読に挑戦したことはありますが、身につきませんでした。なので、Audibleで、自分がまさか2倍速で聴くようになるとは思いもしませんでした。
最初は1倍速で普通に聴いていたのですが、タイトルの下に「残り2時間」などと表示されると、「2倍速で聴けばあと1時間で聴き終えられるなぁ」と思うようになり、試しに2倍速で聴いたら、ストレスなく聴き終えられることができました。
それからはどんなジャンルの本でも、まず2倍速で聴くようになりました。
そう、時短になるのです! 遅読家の私が、嘘みたいに速く読める(聴ける)ので嬉しくなりました。これで、ますます読める本の数も増えていくのでした。
iPhoneのAudibleアプリでは、再生速度を ×0.5(0.5倍)から×3.5(3.5倍)まで変化させることが可能です。
例えば、前記の『同志少女よ、敵を撃て』は、私がテレビでこの本屋大賞2022のニュースを見た時、ちょうど著者が単行本にサインしている所が写っていました。しかし、「この本、分厚い! 読んでみたいけどとても読めそうにない…」と思いました。
そこで、オーディオブックは無いかと調べたら、Audible版があり、ちょうど読み放題プランに入っているコンテンツだったので、ラッキーでした。
そして、Audible版の再生時間を見ると、15時間34分。やはりニュースで目撃した書籍の厚さに比例して、なかなかの長さでびびります。
ところが、2倍速で聴くと、8時間以内で再生できてしまいます。これなら2日くらいで聴けそうです。通勤などがある方でも、行き帰りの電車や車の中で、数日で読み切れるかもしれませんね。
余談ですが、こういう読み方に味をしめた私は、録画しているテレビ番組も早送りで観るようになりました。早送りでも字幕を表示することができる機種であれば、ストレスなく理解できます。
普通のスピードで観ていると、逆に「遅い!」とストレスを感じてしまうくらいです。
家事をしながら「ながら聴き(読み)」で効率アップ
私は普段はワイヤレスイヤホン「MF-1000XM3」を耳にはめ、「Radiko」でラジオ番組、「Apple Music」で音楽、「Podcast」でポッドキャスト番組、「Audible」でオーディオブックを聴いています。
家事や仕事の内容によって、聴くものは様々です。下の表の様な感じですね。
家事をしながら | 仕事中(作業系) | 仕事中(思考系) | |
Radiko(ラジオ番組) | ○ できる | ○ できる | × できない |
Apple Music(音楽) | ○ できる | ○ できる | △ エレクトロニクス系の一部なら可 |
Podcast(ポッドキャスト番組) | ○ できる | △ 番組による | × できない |
Audible(オーディオブック) | ○ できる | △ 内容による | × できない |
私は時々一人で車を運転することがありますが、そんな時も絶好のオーディオブックタイムです。他に誰も聴いていないので、イヤホンをつけずに楽しめます。これからも安全運転を心がけながら、コンテンツを楽しんでいきたいと思います。
子育て中でも読書を楽しもう
オーディオブックなら、本を持ってきたり、開いたりめくったりしなくても本を読むことができます。なので、子育てで手が空かない時でも、ワイヤレスイヤホンを使って場所を選ばず読書を楽しめますよ。
子育て中であれば、子どもの声が聞こえないと困りますよね。こういう場合はワイヤレスイヤホンを選ぶ時に、片耳でも使えるタイプを選ぶとGoodです。
私が使っているのはSONYのMF-1000XM3というノイズキャンセリング機能つきワイヤレスイヤホンで、片耳でも使えるタイプです。※後継機種も有り(MF-1000XM4)
こういうタイプであれば、片耳にイヤホンをつけてオーディオブック、もう片方の耳で外部音を聞くという使い方ができます。
便利なグッズを活用して、子育て中でも読書を楽しみませんか?
親子で楽しめるコンテンツもいっぱい!
今回、Audibleが聞き放題になったことで、今まで聞いてこなかったジャンルのコンテンツも試してみるようになりました。
その中で見つけたのが、子供向けコンテンツです。
自分が子どもの頃に読んだミヒャエル・エンデの『はてしない物語』、映画がシリーズ化された『ハリー・ポッター』、江戸川乱歩の『少年探偵団』などなど、子どもに読み聞かせたい本がこれまた読み切れなさそうなくらいラインアップされています。
そこで、児童文学や昔話などを適当にチョイスして、子どもに「この中から聴いてみたいお話な~い? 夜、寝る時に一緒に聴こうよ」と言いながらリストを見せてみました。
その中から次男が選んだのが、意外にも落語でした。
毎晩、次男を寝かしつけながら、三遊亭遊馬さんの「一席お付き合いを願っておきますが」から始まる落語を「トッキッキーだってー!?」とゲラゲラ笑ったりマネしながら聴いた後は、彼は満足したように「おやすみ~」と言ってすーーっと寝てしまいます(私も寝落ちしてしまうことしばしば)。
寝る時に使えると思ったポイントは、以下の通りです。
- 部屋を暗くしたまま読み聞かせができる(実際には私は読み聞かせをしていないのですが)。
- スリープタイマーがついているので、章の終わりや一定の時間で自然に音声がストップしてくれて、スイッチを消したりせずそのまま眠れる
三遊亭遊馬のこども落語シリーズ、付属資料として台本もついており、子どもに限らず落語初心者の大人の方にもおすすめです。遊馬さんの声がとても聴きやすく心地よいので、親子共々お気に入りです。
[1巻]三遊亭遊馬のこども落語 |
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[2巻]三遊亭遊馬のこども落語 |
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[3巻]三遊亭遊馬のこども落語 |
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[4巻]三遊亭遊馬のこども落語 |
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[5巻]三遊亭遊馬のこども落語 |
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[6巻]三遊亭遊馬のこども落語 |
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[7巻]三遊亭遊馬のこども落語 |
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お試し期間を利用して、Audibleを体験してみよう!
ともあれ、Audibleをはじめオーディオブックは、使ってみないと良さに気がつかないものです。私も、今回Audible会員になってみて、聴き放題対象コンテンツを中心に聴いて体験してみて、自分に合った使い方を考えるに至っています。
この記事を読んで、試してみたいと思ったら、ぜひオーディオブックを体験してみてください。時期によって様々ですが、入会月は無料で試せるキャンペーンがついていることが多いです。
https://yuruttoinfo.com/audible_preparation/